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​省エネ性能

Ua値では0.3以下を基準としています。この数字はたぬき建築設計室の仕様で無理なく快適に暖かく、涼しく、健康に暮らせる。当たり前の環境を気築くための指標としています。

ただし、実際にこの数字以上に大事なことは、

「実際にはどうか」という点です。

断熱の仕様を有利にすればUa値は小さく有利になりますが、

実際にはどうでしょうか。

数字だけでよいのでしょうか。

家というのはもっと沢山のことに気を使う必要があります。

この数字以外にも、「気密性能」や、「結露対策」「通風計画」「換気計画」​、「日射計画」。

そういった様々な要因が実際の生活環境では重要となり、体感として現れてきます。

施工に関しても同じことが言えます。

この材料だから、〇〇工法だから、といった事で快適な住まいは実現しません。

​材料や断熱計画、設計を理解している職人さんでなければどんなにいい材料をそろえても、設計上のUa値がよくても、

まったく意味を成しません。

​気密性能が低いUa:0.3と、気密性能が良い0.5ではどちらがよいのか。

たぬき建築設計室では意匠設計を妥協することはありませんが、なによりもこの住環境を当たり前の、健康に住まえる事を一番に重要視し、同じ気持ちを持ち、同じ方向を向き、それを実現できる職人さんと家づくりを進めています。

高気密高断熱住宅の計画 矩計図

​断計画

​基本的な断熱計画は

・屋根断熱:HGW(グラスウール)16k 105㎜ 3層 315mm

・壁断熱 :壁体内HGW(グラスウール)16k 105㎜ 105mm

                 外壁面 EPS 50mm ​​

・基礎断熱:スタイロフォームFG 50mm

       (内側立上り/スカート部分)

 ​ 

で計画をします。

求める断熱性能や地域、方法によってこの断熱計画に使用する断熱材は柔軟に変更していますが、コストや後述する結露対策や通風計画等によってはある程度限定されます。

断熱材、特にグラスウールは防火性に優れ、非常に有用な断熱材ではありますが、壁内に適当に詰めただけでは断熱性能を発揮しません。

ふんわりして、下地内にみちみちに張ったある程度密度がスカスカな状態が理想です。この「スカスカ」は誤解されがちですが、

グラスウールは詰込んで押しつぶすように量を優先すると断熱性能が大きく下がる特性があります。故にふんわりがいいのです。

こういった断熱材ごとのメリットデメリット、特性を理解しつつ、全体的な断熱計画と適切な施工を致します。

この「断熱材だから大丈夫」といった安直な判断や、巷でよく言われている眉唾な知識での判断は致しません。

断熱材充填の様子
高断熱 断熱材充填の様子

​気と結 通計画

 

 

たぬき建築設計室では実験的、例外もありますが基本的には

​WURTHの製品での気密処理をします。

 

日本製の製品でも優秀なテープや気密部材はあるものの、

実際の現場で使用してみるとこの製品が一番施工しやすいことから使用しています。

 ​

特に内部の気密層(壁・天井)については気密シートにWURTH可変型シートで万が一の夏型結露にも対応します。

結露対策では加えて一番気密上弱いとされる窓回りについては

​徹底してシートによる巻き込み防露対策、サッシと躯体との間には気密部材を用いた気密処理を施工します。

​基礎回りは基礎と一体的にスタイロフォームFGまたは、

スタイロフォームATを基礎立上りと同時に施工します。

基礎打設後のスタイロフォームはどうしても隙間ができてしまう​​

事から打設時に型枠内に同時に施工することにしています。

スタイロフォームとシロアリ対策についてはその他にて

解説いたします。

また、基礎だけでなく土台回りも断熱材を張り木熱橋による熱損失を防ぎ、更に隙間には防蟻系充填剤にてシールし、気密性を高める工夫を行います。

土台回りも断熱材を張ることで木熱橋による損失のほか、

​玄関タイルが結露し、カビる現象を防ぎます。

​【床断熱でない理由】

理由は色々ありますが、たぬき建築設計室で基礎断熱を採用している最たる理由は換気計画と冷暖房計画にあります。

床下の空間も換気や冷暖房計画の一部として、部屋の一部として機能させる計画で設計をします。

詳しくはその他にてご参照ください。

WURTH.gif
気密シート施工の様子
高気密高断熱住宅
気密シート梁まわり
窓回りの防露対策
窓回りの気密と防露
窓回りが外壁側の仕上げ 高気密住宅の窓回り
基礎断熱の様子
基礎断熱の様子
基礎断熱の様子

通風計画では、建物内部で発生した湿気はしっかりを外へ逃げるように計画し、外へ逃げた湿気が最後には「外へ」出るように通風と風道計画をします。

​これを怠ると最悪、屋根裏や壁内部の外壁側で結露が発生し、カビを引き起こす原因となり、健康な住宅でななくなります。

(左写真は防風層をシートにて作成。垂木せい90㎜めいいっぱい通気層とすることで風速を稼ぎ、確実に湿気を外へ運びます)

​詳しくはブログにて解説した例がありますので参考にしてください。

屋根防風層

気計画

​基本的な換気計画は

 ​ 

 

の澄家による全熱交換換気を計画します。

その他にて解説する「床下エアコン」の設計上、また、基礎断熱の特性から床下からの換気が一番理に適うことによります。

全熱交換やマーベックスについては上記バナーにてマーベックスのページで詳しく解説されている為省きますが、

この方法で我が家、施工物件、足元が寒いと思ったことはありません。床暖房は不要です。これだけははっきり不要と致しました。通常のエアコンによる床下暖房で十分です。

この換気システム、冷暖房方法をとるにあたり、

見様見真似で計画されてもうまくいかない事があります。

原因は基礎形状による風道計画の破綻です。

たぬき建築設計室では極力基礎の立上りを少なくし、

床下を縦横無尽に風が通るように基礎伏計画を行います。

もちろん、構造計算を行い、耐震等級3での基礎となります。

マーベックス.bmp
マーベックス
床下エアコンに最適な基礎

計画

​断熱性能や気密性能が高くても、もちろんメリットだけなく弊害が起きます。

魔法瓶構造となるので日射によるオーバーヒートを防ぐ必要があります。

逆に言えば、適切な日射によるダイレクトゲインを計画できれば

暖かい室温を保ち続ける事ができます。

たぬき建築設計室では高気密高断熱性能におごることなく、

​自然の力を取り入れた設計で快適な環境を目指し、設計します。

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